今和次郎「日本の民家」再訪

今和次郎「日本の民家」(古民家びと書店)

およそ100年前に出版された今和次郎の名著「日本の民家」に収録された無名の民家の現在を追った執念を感じる1冊。

合計46か所のうち、20か所を敷地特定、11か所を街区特定、15か所は特定できずとのこと。

【本書からの引用】
『「日本の民家」は民家研究の嚆矢として紹介されながらも、従来の日本の建築史学の世界にあっては、その価値を不当におとしめられてきた。第二次世界大戦後以降に活発化した日本の民家研究は、急激に破壊されていく民家の全国的調査と、その年代史的変化を、間取りの変遷の実証分析などによって確定することにより、客観的な学問として成立させていった。これらの主要な流れのなかで、「日本の民家」は、非科学的(データが抽象化、客観化されていない)として片づけられてしまったのである。』(p.47)


【書誌情報】
書 名:今和次郎「日本の民家」再訪
著者名:瀝青会 Rekiseikai
発行所:株式会社平凡社 Heibonsha
出版年:2012

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