雪の日の太陽光発電

雪国での再生可能エネルギーの望ましいかたちって何だろう。
もちろん、ひとつではなく、色々な選択肢があった方がいいと思っています。
今朝は雪が3センチくらい積もっていました。
さて、こんな天気の日は太陽光パネルは発電するのでしょうか。

インターネットで検索すれば出てくるかと思いきや、メガソーラー関連の記事ばかりが上位にきていて、フツウに暮らしに取り入れたい人向けのフツウの情報がないんですよね。
あるのかもしれませんが、インターネット検索しても簡単にたどり着けません。
4年前にも同じようなことを感じて、エナジーカフェという活動をやっています。

というわけで、雪の日の太陽光発電についてのメモです。
・2022年1月18日(火)
・天気:雪
・パネル:折り畳み式の太陽光パネル(60W)
・ポータブル蓄電池:容量241.9Wh(リチウムイオン電池)、入力電圧12-30V、AC出力200W(最大400W)、

太陽光パネルをポータブル蓄電池と繋いで、蓄電池の入力電力(INPUT)の数値を確認すると1Wでした。
太陽は雲に隠れていますが、雲は絶えず流れていて太陽光が強くなる時もあり、4Wになるときもあります。

次に、雲は多いけれど晴れた日(2021年12月)の太陽光発電についてのメモです。
・2021年12月
・天気:晴れ
・パネル、ポータブル蓄電池は上記と同じ。

蓄電池の入力電力(INPUT)は38Wです。

雪の日と晴れた日とでは、発電量にかなりの差があることがわかります。
小さな太陽光パネルとポータブル蓄電池は、ベランダ、縁側、庭先、室内(窓ぎわ)におけるので扱いやすく、電気の備えにもなります。
太陽光発電は、住宅の屋根にのせるだけではなく、予算や価値観によって選択できる時代になったんだなあと感じます。

ちなみに、私のこれまでの発電体験をまとめると以下のとおりです。

・雪が降っていても雨が降っていても太陽光パネルは発電する
・太陽が雲に隠れていても発電はするが発電量は減る
・空を見ても発電量がどれくらい減るかはよくわからない
(曇り空を見ながら「案外発電するんだ」と思うことが多い)
・太陽光パネルに雪が積もっても発電量が減る
・太陽光パネルの面積の半分が隠れると、発電量も半分になるわけではなく、もっと減る。
・枯れ葉もパネルを覆ってしまうと発電量が減る
・電圧は変わらない(電流が減り、結果として電力が減る)

これは小さなパネルに限ったことではありません。
住宅の屋根にのっている大きなパネルも同じく、太陽が雲に隠れている日と晴れた日ではかなりの差があります。
雪が溶けるまで放置、というのもありますが、雪を下ろしたり、枯れ葉を取り除いたりしたい場合は、住宅の屋根よりも車庫の屋根くらいの方が可能ではないかと思います。
あるいは、庭に太陽光があたるエリアがあれば、そのエリアにおける面積分だけ設置するという方法もあるでしょう。

▼太陽光パネルを設置する場合のアプローチ
1.発電量から計算する
2.設置したい場所の面積から計算する(庭、ガレージの屋根など)
3.予算から計算する(数万円でも太陽光パネルと蓄電池を組み合わせることは可能)

太陽光パネルを設置する場合のアプローチはいくつかあるので、自分にあった取り入れ方をする人が増えることで再生可能エネルギーがいい形で増えていくのではないかと思っています。

ベランダ発電や庭先発電について聞いてみたいことなどあれば、エナジーカフェにご参加頂ければと思います。
今月も「ママのためのエナジーカフェ~電力なんでも相談~」を開催中です。

・開催場所:みやぎNPOプラザ 1F
・開催期間:1月14日(金)~1月20日(木) 10:00~14:00
※16日(日)は早川不在。17日(月)は休館日です。
・参加費:500円/30分(テキスト付) 
※相談のテーマと希望時間を事前にメールにてお送りください。(info★sftee.or.jp ←★を@に変えてください。)

▼詳細はこちら(みやぎNPOプラザ)
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2022年1月18日 masako

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