古民家を探していて、もし、いいなと思う物件に出会ったら、物件の内覧前後に自宅でもできることが2つあります。
それは、その土地・建物の(1)都市計画図の確認と(2)登記簿の確認です。
(1)都市計画図は、都市計画法に基づいて整備された地図です。詳細は割愛しますが、土地や建物にどんな規制があるのか等を確認することができます。自分が購入したからと言って好き勝手にできるわけではなく、その土地や建物にかかる規制に従って利活用を検討しなければいけません。例えば、古民家をリノベーションしてカフェにしたいと思っても、それができない土地もあるということです。
都市計画図は、インターネット上で住所を入力すれば無料で調べることができます。
例えば、「都市計画図 仙台」と検索すると、「仙台市都市計画情報インターネット提供サービス」がヒットします。
「ご利用条件を確認する」>「同意する」の順に画面遷移した先に、該当サービスの画面が表示されます。
住所を入力するか、施設名を入力することで、都市計画図が表示されます。
住所がわかっていれば、10分もあれば調べられるでしょう。
(2)登記簿は、その土地や建物の所有者や権利関係等を調べることができます。
代々受け継がれてきた古民家ともなると、権利者が複数いる場合や、移転登記がおこなわれていない場合などがあり、権利関係の整理に膨大な時間とお金がかかる可能性があります。
また、土地には「地目」という項目があり、例えば、「畑」に住宅を建てることはできません。一続きの土地に見えても、地目上は「宅地」と「畑」に分かれている、ということがあったりします。「畑」が悪いわけではありませんが、ご自身の利活用の目的に合致するかどうかを判断する必要があります。
登記簿は、インターネット上で地番・地名を入力すれば有料でPDFをダウンロードすることができます。
「登記情報提供サービス」を使います。
一時利用、個人利用、法人利用など申込方法が複数ありますが、一時利用の場合、書類の提出など必要なくクレジットカード決済できるので、思い立ったその時に、10~20分くらいでPDF取得までできるでしょう。
物件の内覧前後にこうしたことを調査することで、余計な手間を省くことができるのではないかと思います。
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