暮らしで使う電気のこと

古民家に住もうが新築に住もうが、電気は、暮らしの様々な場面で必要です。
スマートフォンを手放せない私には、今のところ電気のない暮らしは考えられません。

簡単なメールであればノートパソコンを開かずにスマートフォンで送受信しますし、todoリストとしてもスマホアプリを活用しています。
もちろん、SNSのチェックにもスマートフォンを使いますし、レシピ検索、天気予報、タイマー、Amazon music、ニュースなどなど、ありとあらゆる情報の入手手段として、そして情報の発信手段として、スマートフォンを使っています。

電子レンジは使わない、炊飯器は使わない、テレビは見ない・・・という具合に削っていったとしても、スマートフォンは手放せないライフラインになっています。
ということは、電気を手放せない電気のヘビーユーザーと言えるかもしれません。

私は、2011年の東日本大震災をきっかけに、暮らしで使う電気について意識するようになりました。
当時、東北大学で再生可能エネルギーの高効率利用に関する研究プロジェクトの事務や研究補助に携わっており、自分でも自宅のベランダで太陽光発電をしてみたり、スマートフォンを充電してみたりして、わからないことがあれば大学で先生からアドバイスをもらっていました。
そうした自主活動から得た知識や経験は、他の人にも役に立つのではないかと感じたので、環境NPOの活動「エナジーカフェ」に発展させました。

エナジーカフェは、「エネルギーについて、様々な立場の人がドリンク片手に気軽に集えて、気づきをシェアする場」というコンセプトで、仙台市平成30年度事業「杜の都の市民環境教育・学習推進会議[環境社会実験]未来プロジェクトin仙台」として実施しました。
その後も参加される方の反応を見ながら、試行錯誤しながら、現在に至ります。

2021年12月1日~2日には、「ママのためのエナジーカフェ~電力なんでも相談~」を仙台市のママンココンさんとのコラボ企画として開催したところ、「ベランダ発電について」や「卒FIT後の選択肢について」という相談がありました。

さて、私がエナジーカフェで最初に確認するのが、アンペアチェックについてです。
アンペアチェックとは、電力会社との電気の契約容量が適切かどうかを確認する方法で、電力会社のウェブサイトでも紹介されています。
契約容量は、「電気ご使用量のお知らせ」に表示されています。
最近では、国の施策としてスマートメーターへの切り替えが進んでいるので、東北電力エリアでも「よりそうeねっと」に登録済のお宅も増えているようです。
その場合、契約容量は、「よりそうeねっと」のログイン後の画面でも確認することができます。
アンペアチェックは、省エネ視点でも創エネ視点でも共通して役に立ちますし、暮らしで使う電気の基本中の基本を確認できます。

もし、「契約種別・容量 従量電灯B 30アンペア」と表示されている場合、1日のうちで最も電気を使うピーク時の電流が30A以下ならブレーカーは落ちないということになります。
基本料金は、契約容量が10アンペア下がるごとに約300円下がりますので、1年間では3,000円以上下がる計算になります。
電気料金は、再エネ発電賦課金(よく見るとこの項目があります!)が上がり続けている等の理由から年々高くなる傾向にありますが、アンペアチェックという少しの知識と手間で、家計の負担を減らせるかもしれません。
また、小学生のお子さんがいるご家庭では、一緒に調べることで理科の学習にもなって楽しめるのではないかと思います。

今月も「ママのためのエナジーカフェ~電力なんでも相談~」を開催します。
ご興味ある方は、ぜひ、この機会をご利用ください。

・開催場所:みやぎNPOプラザ 1F
・開催期間:1月14日(金)~1月20日(木) 10:00~14:00
※16日(日)は早川不在。17日(月)は休館日です。
・参加費:500円/30分(テキスト付) 
※相談のテーマと希望時間を事前にメールにてお送りください。(info★sftee.or.jp ←★を@に変えてください。)

▼詳細はこちら(みやぎNPOプラザ)
https://www.miyagi-npo.gr.jp/plaza/floor/npo_shop.htm/#s_shop2

2022年1月5日 masako

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