新型コロナウイルス第7波の宮城県内の感染者数は、7/28、29と2日間連続で過去最多を記録しました。その6割以上は、仙台市内です。
かくいう我が家でも保育園に通う次男が発症し、2日後には私が......。
熱は37.5〜38度とそれ程高くない割に、関節痛と怠さ、喉の痛みがまあまあ辛くて2日間はほぼ寝たきりでした。
父ちゃんと長男は発症せず、PCR検査も陰性で逃げ切りました。
いつ誰が感染してもおかしくない社会状況とはいえ、ある日〝突然〟コロナの陽性者と陰性者が同居する形になると慌てるもの。そこで、我が家で実践したウイルス対応策を紹介します。
(1)ゾーニングと動線計画
トイレや洗面所といった水廻り(共用ゾーン)に近い1部屋(和室)を陽性者ゾーンにし、陽性者が陽性者ゾーン外を歩く距離を短く、できるだけ陰性者と動線が交わらないようにしました。
ゾーニングや動線計画は建築計画の第一歩なのですが、家庭内での感染拡大リスクを減らすという点でも有用な考え方だと思いました。
(2)アルコール消毒液の配置
和室に1本、水廻りと廊下に1本、ダイニングキッチンに1本配置しました。
これは要するに、ゾーニングに則って、陽性者ゾーンに1本、陽性者と陰性者の動線が交わる共用ゾーンに1本、陰性者ゾーン(特に食事をする場所)に1本という考え方です。
(3)使い捨て
1度陽性者ゾーンに入ったものは、できるだけゾーン外に出さない、ということを基本方針にしました。
陽性者ゾーン内にゴミ袋を設置し、陽性者の食事には紙コップと紙皿、割りばしを使いました。また、小さなビニール袋は、不織布マスクを捨てる際など、何かと便利でした。台ふきや手ふきとして、キッチンペーパーも重宝しました。
今回ばかりは、エコライフよりウイルス対応優先です。
(4)アウトドア用エアマット
陽性者は隔離した和室で過ごしたのですが、和室で重宝したのが、アウトドア用のエアマットです。
今回は、家族キャンプで使用しているセミダブルサイズではなく、ソロ用のエアマットを私が使用し、次男は敷き詰めた座布団で寝起きしました。
来客用の布団もあるにはあるのですが、しばらく使っていないし、干していないしで、布団乾燥機を使うのも手間がかかります。
20代までは畳に直接寝ても大丈夫でしたが、今は腰や背中が痛くなって眠れません。
一方、座布団を敷き詰めてスヤスヤ眠る次男。私もまねてみましたが、やはり痛いです。。。
エアマットだと、布団のように上げ下げは必要なく、昼間はベランダの壁に立てかけて、アルコールを吹きかけて風にあてれば衛生面の対策も可能です。
おかげで腰や背中を痛めることなく眠ることが出来ました。
震災以降、我が家ではいざという時の備えを意識するようになり、食料や水だけでなく、電気の備えもするようになりました。ポータブルの太陽光パネルと蓄電池は、非常時に迷わず使えるよう、普段から使うように心掛けています。
紙コップや紙皿、キャンプ道具などは、レジャーだけではなく災害時にも役に立つと言われていますが、今回はそれらが感染症対応としても使えることが分かりました。
2022年8月2日 masako