世界36か国の民家園を収録したガイド本。旅心がくすぐられる1冊。
アジアよりも東欧の民家の中に、日本の民家に通じる何かを感じるのはなぜだろう?
【本書からの引用】
「動物は野生の状態で観察するのが一番であるが、現実にそれを見に行くことが難しい場合に動物園は有効な施設である。絶滅が危惧される動物と同じ境遇の民家も多い。また民家園が現地での生きた民家と異なるのは、すでに失われた過去の生活環境を見ることができる点である。時間旅行が体験できる施設でもある。」(p.42)
【書誌情報】
書 名:世界の民家園 移築保存型野外博物館のデザイン
著者名:岸本章 Kishimoto Akira
発行所:株式会社鹿島出版会 KAJIMA INSTITUTE PUBLISHING CO., LTD.
出版年:2012