古民家再生ものがたり これから百年暮らす

「古家(ふるや)の造作」という言葉を初めて知りました。「古い家にお金をかけても仕方ない」というような意味なのだとか。この言葉を死語にした古民家再生の第一人者・降幡廣信氏による、古民家と人の物語。

【本書からの引用】
「古い民家は、今日の生活のために造られた住まいではない。過去の生活のための器である。当然、今日の生活との間には大きなギャップがある。(中略)それらのギャップや欠陥を正して、現代の生活に似合った住まいにすることが「古民家再生」である。」(p.222)

「古い民家は便利ではないし、無駄な空間も山ほどある。しかし、その中に身を置くと、緊張がほどけて何ともいえぬ心地よさに包まれる。このたくさんの無駄が、ある種の安らぎをあたえてくれるのだ。」(p.223)


【書誌情報】
書 名:古民家再生ものがたり これから百年暮らす
著者名:降幡廣信 Furihata Hironobu
発行所:株式会社晶文社 Shobunsha
出版年:2005

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