“リアルメディア”としての古民家の宿「里山十帖」。雑誌「自遊人」の編集長でクリエイティブディレクターの岩佐十良氏が、新潟県の特殊豪雪地帯で運営する「里山十帖」開業までの奮闘記。
従来型旅館経営の常識を覆した数々のイノベーションを生み出した「デザイン的思考」とは?
【本書からの引用】
「どんな地域でも、“地域の魅力”はちょっと違う角度から眺めるといくらでも掘り起こせるものです。ところがそれが“日常”になってしまった地元の人は、その魅力になかなか気がつきません。」(p.15)
「デザイン的思考のもっとも重要な点はここにあります。「数値的な根拠はないが、話のロジックは間違っていないし、可能性があるような気がする」これを「根拠がない」と一蹴するか、「可能性に賭ける」か。」(p.110)
【書誌情報】
書 名:里山を創生する「デザイン的思考」
著者名:岩佐十良 Iwasa Toru
発行所:株式会社KADOKAWA KADOKAWA CORPORATION
出版年:2015