一見複雑な架構の社寺建築も、組み立て方を知ることで理解しやすくなります。
本書では、法隆寺の食堂、経蔵、講堂を取り上げ、基壇から屋根までの各工程を順番に図示することで、木造建築物の架構が分かりやすく解説されています。
【本書からの引用】
「桔木は、法隆寺東院夢殿の寛喜2年(1230)の大修理で使われたのが最も古い。中世以降は、みな桔木を使って軒先を支えるようになった。」(p.88)
【書誌情報】
書 名:図解 古建築入門 日本建築はどう造られているか
監修者:太田博太郎 Ota Hirotaro
著 者:西和夫 Nishi Kazuo
発行所:株式会社彰国社
出版年:1990