2024年10月に「HARISO」として生まれ変わった、宮城県仙台市の「旧針惣旅館」です。
旧針惣旅館は、店蔵が明治中期、主屋が昭和7年(1932年)の建築。
戦後から昭和62年まで旅館業を営み、詩人の土井晩翠などの著名人も滞在したとのこと。
そうした歴史的文脈も汲み取りながら、イタリアンレストランと1泊1組限定の貸切宿の複合施設にリノベーションされていました。
古民家びとの早川欣哉は、旧針惣旅館が「平成29年度仙台市景観重要建造物等指定建物」に指定された際、宮城県ヘリテージマネージャーとして現地調査メンバーに加わりました。
その調査の際に描いた土蔵部分の図面が、現在、表門に掲示されているプレートに使用されています。
※本リノベーションの設計・デザインは、古民家びと合同会社ではありません。
さまざまな理由で解体されてしまう古民家が多い中、この貴重な建物を残し、リノベーションして利活用することを決断、実行された古民家オーナーさんに敬意を表します。
平成29年度仙台市景観重要建造物等指定建物
HARISO(旧針惣旅館)
宮城県仙台市 Sendai, Miyagi, Japan
Oct 2024
© Kinya Hayakawa
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